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2007年02月26日

金猪年・中国でベビーラッシュ

 昨年、仕事のために中国へ飛ぶこと23回。年に23回も中国を訪れるということは、私にとって決して珍しいことではありません。しかし、昨年は中国へ行く度に、行く先々でかならずと言っていいほど、結婚式に出くわすので、どうしてなのだろうと不思議に思っていたところでした。

 ところで、昨日、上海より福岡に戻るフライトの中で、中国の新聞「東方時報」の記事を読んで妙に納得させられました。なるほど、中国では2007年は60年に一度しか訪れない「金猪年」のだと言うのです。ご存じのように、もともと、中国では古代より「猪」は「財富」の象徴とされてきました。例えば、皇帝が亡くなられ、あの世へ行っても、権力、金銀財宝に恵まれるようにと、身体には「玉衣」を着せ、口には「玉蝉」(蝉は蘇りのシンボル)をくわえさせ、手には「玉猪」を握らせて、様々な副葬品と一緒に埋葬されるというのはご周知のとおりです。

 それで今年は「金猪年」にあたるということで、生まれてくる我が子が幸運に恵まれるようにと、中国の新婚女性達はこぞって「金猪年」に出産しようとしているらしく、今年に生まれてくる赤ちゃんの数は昨年の倍になる見込みで、北京や上海にある産婦人科はどこもベッド数が足りず、もはや悲鳴を上げているらしい。ふむふむ、、、、中国が「金猪年」なら、日本は「金鼠年」でも作って、子だくさんの鼠さんにあやかって、来年はベビーラッシュの年とかになったらいいですね。



※次回掲載は、3/5(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国