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2007年11月12日

ロシアより中国大陸に思いを馳せて part3

 約一時間半のフライトを経て、サンクトペテルブルグ空港に着陸した。サンクトペテル

ブルグは、中国で言えば上海に匹敵するような、トヨタ自動車を始め日系企業などの外資

系企業が多く投資し、ロシアでは経済が最も発展している都市だと言われている。しかし、

上海のように沸き返っているような感じはなく、とても趣と落ち着きの有る街だというの

が第一印象だった。空港から市内まで、バスで約四十分、空港を出てしばらく走ると、広

大な土地に広がる工業団地らしきところがあった。トヨタや三菱自動車などの工場もその

あたりに構えているという。


 バスが少しずつサンクトペテルブルグに近づくにつれ、建物群がどんどん広がってきた。

広いグリンベルト地帯の周りで繋がって並ぶ住宅団地群、ネヴァ川を始め複数の川を挟ん

で群をなす建造物が隙間を開けず、ずらりと並び、ドイツかフランスかと思わせるような趣

の有る町並みで、街を行くサラリーマン、お年寄り、子供達の表情はとても穏やかで明る

く、物騒な感じはなく、時間がゆっくりと流れているように感じた。共産国だった頃の物

質不足であった旧ソ連の面影はどこにもなかった。デパートやスーパに並ぶものはほとん

どヨーロッパ制の高級品で溢れ、値段も日本と変わらないくらいに高い。



※次回掲載は、11/19(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々