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2007年12月10日

ロシアより中国大陸に思いを馳せて part7

 ピョートル大帝は、当時のフランスを始めとするヨーロッパに強く憧れ、多くの芸術家

をヨーロッパに派遣し、建築、絵画などを学ばせただけではなく、自らもフランスやドイ

ツ、オランダなどに渡って、長い歳月を掛けて様々なことについて学び、学ばれた事を都

市建設や宮殿などの造営に活かされたというので、その知的好奇心の旺盛さに驚かずには

いられなかった。


 私が一番に感銘を受けたのがピョートル宮殿の庭園に作られた噴水の数々であった。フ

ランスのベルサイユ宮殿を模倣して作られたという、豪華絢爛なピョートル宮殿もさりな

がら、しかし、私の心を強く引きつけて離さなかったのは、宮殿の裏にある庭園だった。

この庭園は広大な敷地内に、森、花、彫刻、噴水がいたる所に散りばめられていて、特に

壮観なのは、いうまでもなくフィンランド湾に注ぐ噴水である。しかも、それらの噴

水にはポンプや電気などの力は一切使われておらず、水力学のみを駆使して作られている

という。





※次回掲載は、12/17(月)を予定しております。

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々