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2008年09月08日

鑑真和上の足跡を辿る 日中青年交流の旅 Part1



 日中政治関係は07-08年に大きく改善されつつあるものの、なお問題はいろいろあり、理想的とはいいがたい状況にある。過去2000年にわたる日中交流を回顧してみると、唐前半が、日中関係が最も円滑な時期だったといえよう。現代の困難な問題を解くカギもその時代にあるのではないか、そして、唐時代の日中友好で一番光る存在は鑑真和上であった。その鑑真こそわれわれが今改めて陽をあてるべき人でないのかと共鳴する有志多数が、日本全国の大学から日中関係に関心の高い学生を募って、鑑真和上の足跡を辿る中国への旅をしようではないかと計画が持ち上がり、国際交流基金、福岡県、福岡県上海事務所、在福岡中国総領事館、日本国在上海総領事館、江蘇省人民政府、揚州市人民政府、大明寺、寧波市人民政府、民間企業では京セラ、日本航空、JR九州、廣告社など多くの企業及び個人の方々からも絶大なる賛同と支援を得て、計画が実現するはこびとなった。学生31名(内中国人留学生6名)、引率者6名合わせて37名が、九月九日に大阪港から、新鑑真号に乗って、いにしえの鑑真和上が日本に渡って来られた時の苦難に思いを馳せながら、日中両国の未来を見据えつつ、海を超え、中国へと向かう。出発に際し、去る8月26日から27日にかけて、一行は奈良にある唐招提寺へ赴き、和尚様から御講話を拝聴した後に、鑑真和上のお墓参りをし、日中両国民の友好と旅の安全を祈った。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国