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2008年11月10日

鑑真和上の足跡を辿る 日中青年交流の旅 Part7

大明寺を出発し、我々を乗せたバスは南京へと向かって走り出した。揚州市から南京の距離は百キロたらず、順調にいけば一時間半くらいで辿り着くはず。しかし、中々時間が読めないのが中国の道路事情。この日も多分に漏れず、高速道路で故障車が道路を塞ぎ、思うように進まず、予定時間より一時間遅れてやっと南京に辿り着いた。
 今回の鑑真プロジェクトは、大勢の日中両国の関係部門と個人から多大なるご支援により実現された。その中でも、鑑真和上の故郷である江蘇省人民政府より、物心両面から手厚いご支援をいただいた。感謝の意を表するために、元大使の谷野作太郎先生を始め、数名の引率者と学生代表2名は、訪問団一行を代表して、江蘇省人民政府張衛国副省長を表敬訪問した。その間、他の学生達は、南京大学において、四つのグループに分けて、中国の学生達と共に、ディスカッションが行われた。場所は南京、日中問題を避けて通るわけにはいかない。両国の学生達は「日中関係改善のために、若者達にできることとはなにか」をテーマに討論した。表敬訪問を終えて、少し遅れて私たちも参加。南京大学から参加された学生が主に日本語学科の学生だったため、限られた時間ではあったが、それなりに、議論は深く掘り下げられたようだ。翌日、杭州へ向かう前に、南京の城壁を車窓から見物しながら、中国建国の父・孫文先生が眠っておられる「中山陵」にお参りした。山を背に、南に開かれた小高い丘の上に建造された「中山陵」は、構造的にも非常に美しく、風水にも大変恵まれているというその場所に佇むと、なぜか、心が和み、先人達の姿が目に浮かんでくるようであった、、、、。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国