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2008年12月15日

鑑真和上の足跡を辿る 日中青年交流の旅—総括編—2

さて、話題は鑑真プロジェクトに戻すこととしよう。昼食後に、学生達は復旦大学に集まり、復旦大学の学生達と共に、若者達が互いに関心のあるテーマ・若者達の自殺、スローライフ、女性の社会進出、国際交流におけるスポーツの力などについて、四つのグループに分かれて、真剣なディスカッションが行われた。国も体制も違うけれど、どうも今の日中両国の若者達が抱える悩みには国境がなく共通しているようだ。緊迫した討論会の後に、復旦大学学生達がさようならパーティーを開いてくれた。歌や踊り、そして楽しいゲーム、日中両国の若者達にはもはや言葉は必要がなく、一つに溶け込んでいた。日中両国を繋ぐ頼もしい絆がいっぱいできたに違いない。日本国上海総領事の横井様、日本航空の上海支店長、東京からわざわざ駆けつけてくださった日本航空の山本素子さん、引率者の先生方も学生達の様子を見て、とても嬉しそうだった。
 今から思えば、昨年10月6日に、早稲田大学中国塾で鑑真プロジェクトの提案をさせていただいて以来、ちょうど一年。あれから、早稲田中国塾の主催者であられる木下俊彦先生が私たちの懇願に応じられて実行委員長を引き受けてくださり、提案者の一人でもあられる範先生の他、木下委員長の呼びかけに応じて、京セラの稲盛和夫会長が最高顧問に、そして、元大使の谷野先生、五十嵐先生、折敷瀬先生、小野先生など、実に頼もしい方々が実行委員会のメンバーに加わり、木下委員長の強いリーダーシップの下にプロジェクトがスタートした。
  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国