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2009年01月12日

この世に生を受けて50年に思いを馳せて Part 1

今から50年前の1959年、中国は正に新中国が成立してから10周年を迎えた年で、大躍進の時代と呼ばれていた時期だった。
 大躍進と言えば、なんとなくいいように聞こえる。しかし、実態は大変な時代だった。ご存じのように、当時、中国共産党を率いる毛沢東が、終戦後、旧ソ連から共産主義を中国に導入し、ソ連を兄貴と仰ぎつつ、ソ連の支援を取り付けながら、戦後の復興を果たした。しかし、時間が立つにつれて、両国間には見解の相違が現れ、中ソの間に矛盾が顕著化し、次第に対立関係となった。
 
 そして、1958年にはついに、両国が仲違いをし、ソ連政府は中国国内にあるプロジェクトを全部本国へと引き揚げ、両国の関係は途絶えた。ソ連の支援を無くした中国の経済は窮地に追い込まれ、食料が不足し、恐ろしいほどにインフレとなり、餓死者が続出し、人々は途方に暮れた、、、。
 
 そのような時代に、私はこの世に生を受けた。
 あれから50年、私は一人の日本人として、翻弄されつつもずっと中国と向き合いながら、中国の変化を絶えず見つめてきた。

    


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国