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2009年08月24日

東京湾の景色・世界の人々を虜に(東京湾水上バス編)

 私は船に乗るのが大好き。広い海で風に吹かれると、心の中に沈殿している
すべてのものが一気に吹き飛ばされ、清々しい気持ちになれるからだ。ここ数年、仕事で度々上海に足を運んでいる。上海と言えば、北京や西安などの歴史の有る都市とは違って、三百年弱の歴史しかないので、これという観光名所はさほどない。
でも、いつ上海に行っても、中国国内からのみならず、世界中から実に多くの人が集まってきている。もちろん、大部分の人が上海に訪れられるその理由というのは恐らく観光というよりはビジネスが目的で、あるいはビジネスの「種」を見つけるためなのかもしれない。けれども、この頃、私は中国中を探しても上海ほど魔力のある都市はどこにもないと思う。上海にはいくつもの時代が混在していて、様々な顔をもつ街。超高層ビル群が立ち並ぶ近代的なストリートを少しでも裏路地に入ると、昔からの庶民的な民家がぎっしり建ち並び、薄暗いたばこ屋の入り口で眠りこけながら店番をするおばあさんの姿。高級デパートからは化粧品や香水の香りが漂い、街に出るとどこからもなく「白酒」と複雑な香辛料のにおいを風が運んでくる。喧噪とする雑踏、飛び交う様々な言語と人々のにおい、、、。中でも私は、夜の上海が大好き。もちろん、夜遊びをするという意味ではない。ライトアップされた夜の上海は、きれいにお化粧をし、きらきらと着飾ったレディーのように変貌しとても魅惑的になる。浦東と浦西の間を流れる黄浦江を遊覧するナイトクルーズに一度乗れば、だれもが上海の魔力にすっかりと取り憑かれてしまう。日本もそういうところに魅力がもっと産み出せるような都市整備に力を入れたらいいのにといつも考えていたくらいで。ところが、先日、娘達に連れられて、東京・浅草から水上バスに乗ってお台場まで行ったら、東京湾のすばらしさに本当に感涙した。今度、いつかもう一度心して遊覧してみたい、そうおもったほどだった。水上バスにははやり世界中からの観光客でいっぱい。話はかわるが、福岡でも博多湾を遊覧するクルーズ船が出ている。けれども、もっと多くの人々が利用したくなるような工夫と努力がほしいと思っているのは私だけなのだろうか。



  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々