中国の今を知る、中国の未来を読む。

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2010年03月29日

今・地球規模で男余り現象?

 先日、上海で中国人の友人達とお食事をしながら、今の中国の若者達の結婚の話題に花が咲いた。友人が曰く、今、中国も若者達も日本の若者達と同じで中々結婚しようとしない人が増えているという。独身貴族という考えが根底にありながら、都会の男子では家庭を背負う気持ちがだんだん希薄になっている人が多いらしく、対する女子は、そのようなもやし男子に魅力を感じず、そのため、結婚ができない男子が溢れているらしい。特に農村がその現象が激しくお嫁さんがもらえない人がいっぱいいて困っているというのだ。どうしてそのように男余り現象になっているのかと尋ねると、そもそも、中国では70年代の末頃から一人っ子政策が実施されていたので、一般的に男の子を望む傾向にあったため、男子の出生率が女子よりもかなり高かったから、男女のバランスが崩れていることも男余り現象に拍車がかかっているのだという。今中国でも男余り現象はかなり社会問題にも発展しつつある。そこで、なんとか対策を講じなければならないと考えた中国の行政部門は、日本で流行っている「婚活」イベントに注目し、似たような取り組みを始めたようだ。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2010年03月22日

51才のチャレンジ

 3月20日、時は51才の誕生日を容赦なく運んできてくれた。60代に向かって確実に第一歩を歩み出した記念にと考え、夫と共に鹿児島・霧島の硫黄山の登山口から標高1700mの韓国岳の登山にチャレンジした。天気には恵まれたが、しかし、山頂は氷点下で、冷たい風が頬を刺す。石ごつごつの険しい道、何かを掴んでおかないと吹き飛ばされそうになる強い風、強行軍だったが、山頂に到達した時に目にした山々の雄大さには心から感激、父なる山々から大きなエネルギーを頂いたような、生涯忘れがたい思い出となった。

 登山、これはまさに人生そのものではないかと思った。自分が目指すべく山頂があれば、例えどんなにきつくても頑張って行けるし、頑張る気持ちさえあれば到達できない山頂はないのだ。時に山頂を見渡しながらも、足下をしっかり見つめつつ、突き進む。急な突風が吹いても、吹き飛ばされないためにもしっかりと足を大地に踏ん張って進むことが大事で。
「山を愛する人は自然を愛し、自然を愛する人は人を愛する」
山頂付近で出会った85才のご年配が教えてくださった言葉だ。
自然を愛し、人を愛する人で有り続けたい。
来週からはまた中国への出張の日々が続く。

    


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(1)青木麗子の日々

2010年03月08日

福岡の若者・南京で奮闘中

 煮詰まる日本、伸びゆくアジア。どうすればいいのか。麻生塾理事長の麻生泰さんがいつも口癖のように仰る。就職ができない。将来何をしたらよいのか分からない。外に出て行く勇気もない。
閉塞感に悩まされながらも、日本という「井」の中から這い出そうともしない、、、、。でも、そのような状況の中でも、今、福岡のある若者は南京で大奮闘中なのだ。彼と接していると日本も捨てたものじゃないと勇気が湧いてくる。今から3年前に、その若者は言葉も分からないままに、南京に飛び込んだ。南京で大きな総合商業施設の建設と運営管理を手掛けるために。先日、久々に、若者に会ったら、中国語もコミュニケーションがとれるほどに上達し、すっかり南京の大地に根ざし始めたようで、微笑ましかった。確か、昨年にお会いした時には、仕事以外の時間が全くとれないと言われていたのを覚えている。そのような状態の中でどうやって学んだのだろう。開業当時は、知名度の低さに集客にご苦労されたが、今は知名度もかなり上がり、テナントの売り上げも対前年比180%の伸びで成長しているだという。日本では信じられない話だ。今その商業施設にはユニクロ、ZARAやH&M、良品無印はすでに進出しているが、二期目には、昨年、原宿に2000人の行列ができるほどに話題を呼んだ店舗フォーエバー21を誘致するのだと若者の夢が膨らむ。ところで、先日、たまたま南京に訪れ、お会いしたら、折しも若者の誕生日の日に遭遇。思わずみんなでハッピーバースデーと若者のお誕生を祝った。今後、福岡に一時帰国された時には是非、留学生サポートセンターの日本文化塾で講演をしていただきたい。
 

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)福岡とアジア

2010年03月01日

ベトナム・ハノイより中国に思いを馳せて  Part 2


一昨年、ホーチミン市を訪れた時には、まったく感じなかったが、今回、ハノイを訪れてしみじみと認識させられたことがある。ベトナムが社会主義国家であったこと。
そして、なんと言っても、町並み、人々のライフスタイルなどは、はやりどことなく中国の福建省の人々ととても似通っているところが多いように感じる。厳密に言えば、福建省にいる客家人に近いというべきなのかもしれない。でも、路地裏を歩けば、どこか違う面影を見ることもできた。道端で並べられている屋台には、ベトナムの食べものではなく、あたり前のように、フランスパンが積み重ねて売られている。野菜やお肉などのお好みの具材をフランスパンに挟んで食べるのが定番だという。私もせっかくのチャンスなので、ハノイの人々に混じって、フランスパンと具材を買って、サンドイッチにしてもらった。売っている環境と具材を見る限り、決して食欲が注がれると言えないけれど、しかし、食べてみると、これはどうして、実に美味であった。
フランスパンは思ったよりもちもちしていて、具材と実に合う。あなたももしもベトナムに行かれるチャンスがあったら、ホテルやレストランのお食事ばかりではなく、
是非一度召し上がられたらよいと思う。きっと忘れられない旅の思い出になるに違いない。

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々