中国の今を知る、中国の未来を読む。

2011年02月28日

釜山から福岡の観光戦略に思いを馳せて PART 1



 博多からJR九州が運行しているジェットホイルBEETLE号に乗って、金土日を利用して、二人の娘と女三人で釜山を尋ね。釜山には20数年前に一度行ったきりで、街の様子は殆ど記憶に残っていない。ビル群が建ち並ぶ大都会なのか、それとも韓国らしさが残る街なのか、全く思い出せない。強いて言えば、きーきー音を鳴らしながら暴走するタクシーの強烈な印象だけが脳裏に焼き付いていた。今もそうなのだろうか。そう思いつつ、釜山国際ターミナルから出てタクシーに乗り込んだ。すると、はやり今回も同じで、ターミナルから発車した途端、ものすごいスピードで走り出した。これが韓国流の運転なのか。助手席に座っている私は、目を開けることができず、ホテルに辿り着きほんのつかの間が永遠に思えてとても生きた心地がしなかった。スリル満点の旅の始まりだ。私達は、2は3日の釜山滞在をなるべく、韓国の雰囲気にしたりたいと思い、旧市街地の坂の上にあるCOMMODORE HOTELを選んだ。このホテルは、朝鮮王朝の王宮を模したデザインで、随所に朱色が使われ、韓国風の彫刻が施した煉瓦でできている館内装飾は、エキゾチックな雰囲気を醸しだしつつもとても落ち着きがあって、娘達もとても気に入ってくれた様子だった。  ...つづく。


    


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)福岡とアジア

2011年02月21日

新九州起動の息吹に魅せられて



 2月12日朝9時20分、大勢の試乗会VIP招待客を乗せた九州新幹線・さくら号は、博多駅から熊本駅に向かって静かに走り出した。九州新幹線・さくら号は、JR九州とJR西日本の共同開発列車N700型、全部の車輪に電動モーターがついている列車となっている。博多-新鳥栖の間にある、筑紫トンネル(全長約12Km)の勾配が35パーミル(35‰)と従来より勾配が大きいため、列車のパワーを上げる必要があったのだという。最高速度は300Km/h、日本の環境対策、騒音規制のために低く設定しているが、動力性能は世界最高性能だと言われている。その分、揺れ振動とも少なく、乗り心地は最高だった。日本的なたたずまいを表現するこの新しいN700系車輛は、品格のあるインテリアが人々にやすらぎを与えてくれる。桜の幹を基調にして、直接ふれると手すりやテーブルはもちろん、窓際にも本物の木材を用いる事にこだわり、統一感を演出。洗練された日本の住居空間を思わせてくれるような、凛として、でも大らかに温かく包み込んでくれるような素敵な雰囲気、筆者はすっかり虜に。ところで、九州新幹線が全面開通すれば、博多—熊本間は今まで1時間13分かかったところを33分、博多—鹿児島中央間も従来2時間12分かかったところを1時間19分で行けるようになる。九州の経済を牽引する福岡県は今、アジアとの連携を更に推進することを目的に国際戦略特区を目指している。九州新幹線の全面開通により、九州全域が繋がり、点として存在していた、それぞれの魅力が大きく面となって価値あるものとなることは間違いなし。今、中国本土を始め、香港、台湾、韓国などから多く日本にやってきている。九州には悠久なる歴史、魅力溢れる伝統文化に加え先端を行くファッション、グルメ、快適な住居環境、そして、美しい里山文化も色濃く残っている。九州新幹線の全面開通は、中国を始めアジア地域からの個人観光客の誘致にとって大きな起爆剤となることを心から願う。 

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)福岡とアジア

2011年02月14日

日本は職人文化が栄える国へ

 昨日、福岡デザイン専門学校でグラフィックデザインを学んでいる長女に誘われて、卒業制作展を見に行った。さほど広くない当学校の展示室の入り口に佇んだ途端、思わずものすごい作品の数々に吸い込まれながら中へ入った。壁には、若者らしい発想で描き上げられた絵画がちりばめられ、テーブルの上には、思考を凝らした商業デザインの作品が綺麗に並べられている。いずれも、若者らしい感性と独創性、そしてみずみずしさに満ちあふれていた。そのレベルの高さに本当に胸が打たれながら、10年ほど前に、麻生知事の訪中に随行して、上海から南京に向かう列車の中での知事との会話を思い出した。「知事、今志を持てず、突き進むべき方向がわからないまま、途方に暮れる若者達が溢れています。これをなんとかしなければなりません。今の日本の教育のあり方が問われているのではないかと思うのです。私が思うに、日本は職人文化がもっと尊重される国を目指すべきだと思います。本来、日本人はとても繊細な感覚と感性をもっています。子供達はそれぞれ違う能力を持っている筈です。万人が大学へという時代に早くピリオドを打ち、TAKUMIを創造すべく、専門学校の振興に力を入れ、イタリアなどのヨーロッパの国々のように、職人技が活かされて、日本、九州のブランド力の確立を目指すべきだと思うのです、人生イコール一流企業に就職がすべてではない生き方を若者達に与えられる社会が求められているのではないでしょうか、、、」それから、10年が立ち、今、福岡はアジアにおいて、デザイン、アニメーション、美容、ファッションなどなどの一大集積地になりつつあることは微笑ましく思う。そして、中国をはじめ、アジアの若者達に学びに来てほしいと心から願う。

  


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2011年02月07日

外交・政治の壁を越えて、真の友好の絆

 「江蘇省と福岡県の友好交流は、あらゆる友好県省交流のモデルです、中国と日本との間には、時として外交、政治において、波風が起き両国関係がぐらぐらと揺れることがありますが、しかし、そういう時だからこそ、地域間の交流がとても大切だと思います。この18年間、江蘇省と福岡県との交流は、いつの時も途絶えることがなく良好な関係を保ってきました。これも偏に、麻生知事を始め、福岡県議会の先生の皆様方のご尽力の賜です。我々は、これからも経済、環境、文化交流のみならず、人と人の交流、心と心の交流を大切にしていきたい。地域間の交流、民間交流両国関係の礎でありますから」江蘇省前書記の梁保華さんは、何度も何度も繰り返しながら仰る。福岡県と江蘇省は、1992年に友好県省関係を締結。両県省の議会と省人大、そして県民の協力により、3年後に孫文先生が眠る中山陵の麓に三千本の桜を植樹、今年で15周年を迎えた。15周年を祝うべく、南京で盛大な祝賀イベントを開催。福岡県日中友好桜の会・新宮松比古会長は、県内の中学生・高校生も引き入れて、総勢64名の使節団は1月27日〜30日まで南京を訪問した。囲碁、書道、琴、津軽三味線など、高校生達の交流は健気でみずみずしく、希望に満ちあふれた。祝賀の夕べには、歴代党書記、省長など、これまでに交流に携わってこれられた関係者の方々も一堂に会し、旧交を温められた。そこには、外交や政治などの壁を越えて、真の絆が存在する。
  


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