中国の今を知る、中国の未来を読む。

スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2011年03月21日

大地震・日中両国の人々の心を繋ぐ



 3月11日午後14時46分、日本宮城県仙台沖で有史以来最大規模のM9.0(当初の8.4からアップ)の巨大地震が発生した。地震発生当時、筆者は上海からの視察団のアテンドで佐賀県にいた。パートナーである大公網のSamuel Wong氏からの電話でその惨事を知り、心が砕かれた。テレビ報道から流れる震災地の様子、丸で映画の世界だった。10メートルを超える大津波、一瞬にして街を呑み込んで行く。車、船、船、家財道具などなどが瓦礫となって水に浮かんで濁流と共に流れて行く。信じられない情景だ。8.8という震度は、日本で150年前に起こった宝永地震(3つの地震が一緒に起こったとされる。推定できる、これまでの日本での最大規模の地震。M8.6)を超える強度で、明治以降なら確実に最大規模の地震、世界規模では、2004年に起こったスマトラ沖・インド洋地震がM9.0~9.4で、26万人が死亡。大昔あったチリ津波地震というのが、それより震度が大きいかもしれないのだという。あれから一週間が立ち、今は福島原発の爆発による放射能問題対応で、日本・世界が揺れている。
 テレビを見ながら、東北地方、そして東京周辺にいる中国人友人達の安否が心配となり、電話を掛けるが、固定電話も携帯電話も殆ど繋がらなかった。その夜になって、ようやく新潟にいる中国駐新潟総領事の王華さんと電話が繋がり、総領事館は被害はあったものの、ご無事であることを確認しホットした。そして、私達の安否を気遣って中国の友人から連絡がひっきりなしに入ってくる「住む家を用意するから、家族を連れてしばらくは中国で避難してください」と複数の中国人の友人の温かい言葉が心に染みる。3年前に四川大地震が発生した時に、一緒に街頭募金をした在福岡中国人留学生が、今度は日本人のために募金活動をしたいと私に電話してきて、福岡県留学生会の仲間達と三連休を利用して被災地に対する救済支援金を募集するために天神の街頭に立った。大地震・日中両国の人々の心を一つに繋ぐ。

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本