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2011年05月02日

九州の人々に喜びと温もりー中国雑伎団



 4月15日~5月8日まで、中国雑伎団が鹿児島県指宿・岩崎ホテルで公演をすると聞いたので、早速、指宿に赴き、孫力力団長と団員の方々にインタービュをさせていただいた。3月11日、東日本が歴史未曾有の大地震と津波、そして原発事故が発生して以来、中国を始め海外からの観光団はもとより、ビジネス客、国際会議、公演などなどが殆どストップ。中国雑伎団は、そのような状況において初めての公演訪日団となっている。「このような状況の中で、来日することに心配はなかったですか」との私の質問に対して、孫団長は「中国の各方面の報道を見て、心配がなかったと言えば嘘になります。それに、多くの団員の親が「もしものことがあったら、あなたは責任をとってくれるのか」と日本に行くことを猛反発していたし、大きなプレッシャがありました。でも、最終的に日本に行くことを決心したのは、岩崎グループ様との約束を守りたかったこと。我々は岩崎グループ様との間には長年のお付き合いがあり、強い信頼関係を持っております。特に、我々はこれまでに、岩崎グループの社長様を始め日本の方々から多くのことを学ばせていただきました。ご恩もありましたし。それに、私は、これまでに幾度も公演で九州を訪問したことがありましたので、九州の事はよく存じ上げております。九州と震災地とは遠く離れており、絶対に大丈夫と確信もしておりました。実際にきてみて、まったくその通りで、九州の素晴らしさに団員達も大いに喜んでおります。今、52名の団員達が毎日、安心で安全な九州の状況をメールや電話などを通して、中国国内の親や友人達に伝えられていますし、こんなに素晴らしい九州に親にも来てほしいと言っている団員も少なくありません。彼らは、帰国後もみんな九州の広告塔になってくれると確信しています」と熱く語ってくれた。そして、「九州の人々に喜びと温もりが与えられるように、僕たちは一生懸命によい演技ができるよう、頑張ります」との青年団員の言葉に目頭が熱くなる思いだった。



  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国