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2013年01月21日

鹿児島県知事インタビュー(2/3)

 


青木:
それは、素晴らしい取り組みですね。ところで、鹿児島県は、明治維新に大きな貢献を成し遂げられた志士達を輩出している県でもありますね。

知事:
はい、鹿児島県は経済的にそんなに豊かな県ではないのですが、いかにして県民が安定した生活を送れるようにするかが大切だから、本当に鹿児島らしさを生かすとなると、最後は「鹿児島教育」です。昔から「郷中教育」というのがあって、その土地の若い青年達が子どもたちを教育する。その「郷中教育」を復活させて、鹿児島の県民性をもう一度作り直していくことが必要であると思っています。

青木:
ところで、鹿児島県は地理的にも中国から近く、唐の時代に、鑑真和上が一番最初に上陸した地が
鹿児島県の坊津だったと聞いていますし、今でも中国とは大変緊密な交流が行われているとお聞きましたが。

知事:
そうです、鹿児島県には鑑真和上の上陸を記念するための記念公園や鑑真記念館があり、今でも県民から大事にされています。そして、江蘇省とは,1985年の農業分野での技術交流を契機として交流が始まり,1998年からは毎年交互の地で「交流協議会」を開催しており,この協議会での合意に基づき,行政訪問団の受け入れを始め,海外技術研修員や国際交流員の受け入れ,青年交流の実施など様々な交流を実施しています。
江蘇省との長年にわたる各般の交流により,相互の人材育成や人的ネットワークの構築,認知度向上が図られているところです。
また,中国華南地域の中心であり,中国本土に向けた交流・交易の拠点的機能を担っている香港とも,1980年に鹿児島で第1回交流会議を開催して以来,2年ごとに交互の地で「交流会議」を開催し,この交流会議を核にしながら,幅広い分野における交流を活発に展開しております。
去る10月25日には,総勢115名のミッション団で香港を訪問し,「第18回鹿児島・香港交流会議」を開催したところであり,観光,経済,芸術,文化などの分野で協議・意見交換を行い,今後一層の交流促進を図ることを確認しております。また,この交流会議に併せて,経済セミナーや貿易商談会,観光セミナー,レストランフェアの関連事業を実施するとともに,テレビCMの放映等を通じ,本県のPRを図ったところであります。

青木:
なるほど、それで、近年では、美しい桜島、温泉、ゴルフなどを目的に中国からの観光客も増加しているのですね。

知事:
はい、鹿児島県は日本の九州の最南端に位置しており,東アジアに非常に近いという地理的特性をもっております。距離的には,上海まで約860kmであり,鹿児島から東京まで約960kmであることをみると,上海の方が近いということになります。
また,鹿児島県は,奄美群島などたくさんの離島を有しており,最北端の獅子島から最南端の与論島まで南北600kmにも及ぶ広大な県土を有しております。また世界自然遺産に登録された屋久島や約550の温泉施設も有しており、その中には,指宿市の「天然砂むし温泉」など世界的にも大変めずらしい温泉もあります。鹿児島の魅力のひとつは,「食」です。「かごしま黒豚」やさつまいもを原料とする「芋焼酎」や,サトウキビを原料とする「黒糖焼酎」などがあります。
手つかずの大自然,豊かな食材,食文化,豊富な温泉,鹿児島人の温かい人情など,鹿児島県には人々を元気にする「本物の素材」があふれており,鹿児島に来ていただければ,ここには必ず皆様を満足させるものがあります。




<次週に続く...>
  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本