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2008年06月30日

福岡県民の暖かい気持ちが被災地へ

 四川省大地震が発生してから、はや一ヶ月が過ぎ去った。中国政府の国挙げての救済活動に加え、国際社会からの救援活動などによって、被災者の皆様の生活は、物質的な面においては一応ひとまず安心できるようになっているようだ。しかし、今回の地震の被害を受けた範囲は実にいくつもの省に跨がり、数千万人が地震の被災に見舞われ、数えきれないほどの人々が家を失い、度重ねる余震が続く中で不安な状況の中で生活が強いられている。そして、今は雨期に入り、狭いところで大勢の人々がすし詰め状態での避難生活によるストレスは私たちの想像を遥かに超えている。中国政府が今、全力を投球して仮設住宅などの建設に取り組んでいるけれども、しかし、供給は需要には到底追いつくことができない。
 被災された方々が少しでもストレスから解放するために、五月末から新聞を通して被災地へテントを送ることを呼びかけたが、多くの方々から心強いご支援とご協力を得ることができ、瞬く間に目標の三百張を集めることができた。去る六月十一日の午後、協力してくださった関係団体の代表の方々総勢十二名で、テント三百張の目録を総領事に届けた。総領事に送られたこれらのテント三百張は、在福岡中国総領事館、上海スーパーエクスプレス株式会社と日本通運株式会社福岡海運支店の絶大なるご協力を得て、無料で被災地(6月14日に博多港を出港)へ届けられた。まだまだ大変厳しい状況の中におかれているが、しかし、被災者の皆様は、世界中の皆様の暖かいご支援をバネに、日常生活を取り戻すべく、多くの苦難を乗り越え、明るく元気に頑張っておられる。

福岡県民の暖かい気持ちが被災地へ

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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)中国
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