中国の今を知る、中国の未来を読む。

2009年03月02日

日本と中国 一長一短

日本と中国 一長一短このごろ改めて、気がついたことがある。上海や北京のような大都会のみならず、中国のセカンド都市などにおいても、物質社会は、日本となんら変わりがなく、日本で買えるようなものなら、中国でも同じように手に入れることができるようになったこと。日本では当たり前かもしれないが、ほんの数年前では考えられなかったことだ。そのことについて、先日、お正月に二年ぶりに中国に一時帰国された友人からのメールでも、窺い知ることができる。物質的な豊かさはかなりのところまで来たようだけれど、問題はソフトの面をいかに充実させることではないかと強く認識させられた次第。
「先生、昨日無事に南京から戻ってきましたよ。久々に南京のスーパーに行ってみたら、日本で買えるものはたいてい中国でも買えるようになっていて、ベネッセの赤ちゃん向けの購読本も翻訳されているのを見てさすがに驚きました。値段は高いけれど、世界中の物が手に入ります。だから、中国で生活するならお金が欲し〜い、そのような思いが日本にいる時より強く感じています。物質的には本当に豊かになったと実感しました。ただ、バリアフリーの道路や施設がまだ少なく、ベビーカー利用者にはかなりしんどい。反面、その分、赤ちゃんを抱っこして出かける人が断然多い。大変だけど、抱っこによって親子間のスキンシップが沢山とれそうだと思いました。そして、日本と違うのは、中国の住宅地には高齢者向けの運動器具の整備が進んでいますね。住宅地の公園内に設置されている運動器具の周りに、たくさんのおじいちゃんおばあちゃん達が元気よく体を伸ばして楽しそうに運動しているのを見て微笑ましくも思いましたね。日本では、子供用の遊具はたくさん設置されていますが、お年寄りのための運動器具が設置されている所はあまり見たことがありませんね、日本にもあったら、日本のお年寄り達ももっと外に出て、体を動かしたりすれば、もっと健康的になるのにね。あっても、日本人はみなシャイなのでやらないのかな」
日本と中国 一長一短



同じカテゴリー(日本と中国)の記事画像
若者文化ー海を超え絆を繋げる(4/4)
若者文化ー海を超え絆を繋げる(3/4)
若者文化ー海を超え絆を繋げる(2/4)
若者文化ー海を超え絆を繋げる(1/4)
滋賀県知事インタビュー(6/6)
滋賀県知事インタビュー(5/6)
同じカテゴリー(日本と中国)の記事
 若者文化ー海を超え絆を繋げる(4/4) (2013-04-29 10:00)
 若者文化ー海を超え絆を繋げる(3/4) (2013-04-22 10:00)
 若者文化ー海を超え絆を繋げる(2/4) (2013-04-15 10:00)
 若者文化ー海を超え絆を繋げる(1/4) (2013-04-08 10:00)
 滋賀県知事インタビュー(6/6) (2013-03-18 10:00)
 滋賀県知事インタビュー(5/6) (2013-03-11 10:00)

Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本と中国
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。