中国の今を知る、中国の未来を読む。

2007年04月02日

外国人留学生が洪水のように中国に流れ込む 2

 留学生は依然としてアジア人が支配的ですが、中でも韓国人と北朝鮮の留学生が一番多く、その次ぎに日本人、そして、欧米人も急速に増えはじめています。中国ではこのような現象を歓迎しているもようで、世界中の人々が中国語を学ぶということは、今後中国と国際社会のやりとりをスムーズ運ぶことに大変有利で、2008年の北京オリンピックの開催を睨んで、海外の多くの企業は中国にスタッフを派遣し、中国語を学ばせているようです。

 中国はなんといっても世界で一番ビッグなマーケット、これから何を論ずるにしても中国なしでは語れなくなるというのは間違い有りません。将来に備えて、中国語を学び、それと同時に、中国の歴史や文化を身につけるということがとても大切なことであると世界中の人々が認識しはじめたに違い有りません。

 明白な目的をもって中国に留学される若者を受け入れるキャパシティーはいくらでもあると、大学に務める中国人の友人がいいます。しかし、あまりよろしくない現象として、最近、日本から高校を中退した若者が中国に送り込まれるケースが増えているというのです。

 「髪の毛を真っ赤にそめて、耳に鼻に穴を開けてビアスをいくつも付けて、お尻が半分位みえそうな腰パンを穿いて、人の話しをろくに聞かず、目的目標などもなく、勉強をする気がさらさらにない若者を中国に送り込まれては困ります。中国では独りっ子政策が実施されているため、どの家庭も子供は一人しかいません。子供は親にとって唯一の希望の星なのです。ですから、悪影響を中国にもち込まれるのは望ましくありません。そのようなことを避けるために今、中国では若年留学生の受け入れに慎重になりはじめた学校が増えつつあります」

 全然しらなかったことでしたが、今、他の国からはまだほとんど例がないらしいけれども、日本からは、若年留学生も増え始めているということを聞き、本当に驚きました。たしかに、日本の環境に適応できず、日本ではどうにもならない若者が、海外にだせばしっかりとしてきて、人が変わるケースも少なくないと思います。でも、できることならば、日本人としての誇りを持ち、はやりはっきりとした志をもって外国に出かけ、学びを通して互いが良い影響が与えられたら、どれだけ素晴らしいことかわかりませんね。

※次回掲載は、4/9(月)を予定しております。

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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本と中国
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