2011年02月21日
新九州起動の息吹に魅せられて
2月12日朝9時20分、大勢の試乗会VIP招待客を乗せた九州新幹線・さくら号は、博多駅から熊本駅に向かって静かに走り出した。九州新幹線・さくら号は、JR九州とJR西日本の共同開発列車N700型、全部の車輪に電動モーターがついている列車となっている。博多-新鳥栖の間にある、筑紫トンネル(全長約12Km)の勾配が35パーミル(35‰)と従来より勾配が大きいため、列車のパワーを上げる必要があったのだという。最高速度は300Km/h、日本の環境対策、騒音規制のために低く設定しているが、動力性能は世界最高性能だと言われている。その分、揺れ振動とも少なく、乗り心地は最高だった。日本的なたたずまいを表現するこの新しいN700系車輛は、品格のあるインテリアが人々にやすらぎを与えてくれる。桜の幹を基調にして、直接ふれると手すりやテーブルはもちろん、窓際にも本物の木材を用いる事にこだわり、統一感を演出。洗練された日本の住居空間を思わせてくれるような、凛として、でも大らかに温かく包み込んでくれるような素敵な雰囲気、筆者はすっかり虜に。ところで、九州新幹線が全面開通すれば、博多—熊本間は今まで1時間13分かかったところを33分、博多—鹿児島中央間も従来2時間12分かかったところを1時間19分で行けるようになる。九州の経済を牽引する福岡県は今、アジアとの連携を更に推進することを目的に国際戦略特区を目指している。九州新幹線の全面開通により、九州全域が繋がり、点として存在していた、それぞれの魅力が大きく面となって価値あるものとなることは間違いなし。今、中国本土を始め、香港、台湾、韓国などから多く日本にやってきている。九州には悠久なる歴史、魅力溢れる伝統文化に加え先端を行くファッション、グルメ、快適な住居環境、そして、美しい里山文化も色濃く残っている。九州新幹線の全面開通は、中国を始めアジア地域からの個人観光客の誘致にとって大きな起爆剤となることを心から願う。
JR九州・赤坂うまや初上海進出
音楽は政治、民族、文化、経済などの摩擦を乗り越える
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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)
│福岡とアジア
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