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2012年03月12日

日本人初の中国プロサッカー監督就任の岡田武史さんと初対談-1


岡田 武史(おかだ たけし、1956年8月25日 - 大阪府出身 )は日本の元サッカー選手、指導者。元日本代表監督。ワールドカップ監督として2度出場(1998年W杯フランス大会、2010年W杯南アフリカ大会)現在は中国プロサッカーチーム杭州緑城監督。「岡ちゃん」の愛称で知られる。メガネがトレードマークで、現役時代にはメガネを外さずプレーしていたほどである。

日本人で初めて中国プロサッカー監督に就任した岡田武史さんと初対談(1/6)

青木:
   監督、本日はお忙しい中にお時間をいただき、ありがとうございます。
テレビでご尊顔を拝見していましたが、生の岡田監督とお会いできてとても嬉しいです。岡田監督は、日本では「おかちゃん」と呼ばれるほど、日本国民から親しまれ日本を代表する監督であられたのですね。ところで、この度は、中国杭州緑城サッカークラブの監督にご就任ということでしたが、いつ、ご就任なさいましたか?

岡田:
  去年の12月15日に正式に就任いたしました。

青木:
  しかし、またどうして中国の監督就任要請をお引き受けようと思われたのですか?

岡田:
  私は日本代表の監督を辞めて1年半ほどなります。その間、ボランティアや教育などをやったりしていましたが、やはり自分がプロとしてできるのはサッカーかなと漠然と考えていました。ただ、JリーグとかではJ1,J2両方優勝したこともあるし、代表もやりましたので、例え日本で何かやるにしても新しいチャレンジという感覚がなくて。そこで、中国の杭州緑城から最初に話をいただいた時に、自分にとって新たなチャレンジになると思ったのが一つですね。
それと、サッカーとは別なのですが、やったことがないことをやってみたいとも思っていました。これまでに、マスコミや中国に行かれた人の話を聞いて中国というイメージが出来ていたのですが、果たして本当にそうなのかなと思ったし、中国はこれから世界のキーを間違いなく握る国であるわけで、その国を自分の目でみてみたいと思ったのも一つです。それは昔、私がまだ大学生の時に韓国遠征に行って、学生と一緒に試合をし、田舎町に行った時に、韓国の人々から“ばかやろう”ビンとか缶とか投げられ、かなりのショックを受けました。でも、高麗大学の学生や関係者と一緒に交流をした時はそういう感覚が全然なかったので、このギャップはなんなのだろうと思ったことがありました。
 日本と中国とは領土問題など色々な問題があって、メディアではイメージが出来上がっていて、中国中が反日ムードで充満しているのではないかと思われがちですが、しかし、中国に実際に行ってみたらそんな事はないのではないかと思ったんですね。ドームの上の方で色々な事を言っているが、実際は多くの国民同士はそういう事がないのではないかなと、ですので、自分の目で実際に見てみたいと思う衝動がありましたね。
それとともに、東西冷戦が終わって世界が一つの方に向かうとユートピアを夢みたけど、現実はハンチントンが言うように文明が衝突し始めていますよね。
その中で東アジアは不安定な所で必ず何かしらそういうことが起こると思うんですよね。その時に政治とかのレベルでは解決できないと思うのですよ。
国民同士の小さな絆がインターネットを通してバタフライ効果で、ニューヨークで蝶が羽ばたいたら北京で嵐がおきるということが現実に起こるわけですよね。
僕の力がどうなるかわからないけど、僕が中国で作った小さな絆がひょっとしたら何かの力になるかもしれないと考えたりもしています。そういうようなトータルの事で、よし、中国に行ってみようと決めました。


次回につづく >>

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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本と中国
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