中国の今を知る、中国の未来を読む。

2012年07月09日

青木麗子が静岡県知事に直撃(6/6)

青木:
嵐が吹いたときも地震が起きたときも交流がと絶えることなく、盤石な関係を構築する必要がありますね。雨風に絶えられる盤石な日中関係が。知事、日本と中国の交流は大事だと思っておられますか?

知事:
とても大事だと思っています。中国建国の父は毛沢東主席で、新しく改革解放の時は鄧小平先生で、この両先生から学んで行くと思っていまして、毛沢東主席からは農村が都市を包囲すると思想があるので、これを頂こうということで日本は山国ですから山国で大都市を包囲しようと、富士山連合を作ろうと。
鄧小平先生は香港が中国に返還する時に一国二制度作られたと私はすばらしと思いました。日本は一国一政党なんですよ。一国一制度が完成しすぎて、一極集中で行き詰っていますので一国二制度あるいは台湾がもし建前上中国とすれば一国三制度でしょう。

青木:
なるほどですね。日本が今目指そうとしている道州制もそうなればと思いますね。一つの国であってもそれぞれの地方の特色が反映されるような制度があってもいいんですよね。

知事:
もともとは一国多制度で、中国の古典に老子の道徳経の言葉で、道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生じる。一国三制度ということは一国多制度ということで、ですから私は鄧小平先生からは一国多制度を学ぶと。
毛沢東先生からは日本の田舎は山間地ですから山間の山で一番有名な山は富士山。
日本の富士山は北は北海道から南は沖縄に至るまで、伊達富士、故郷富士があるんですよ。富士山連合で次の時代を開くと。そのときの考え方は毛沢東先生と鄧小平先生だと思っています。

青木:
知事、本日は大変勉強になりました。知事は是非リーダーシップを発揮なされて、静岡県のみならず、日本をよりよく変えていただきたいと思います。知事のますますのご活躍をお祈りしています。

静岡県の概略
静岡県は、太平洋に面する、日本の県の一つ。県庁所在地は静岡市。
2011年(平成23年)現在、都道府県別人口は第10位である。また静岡市と浜松市の2つの政令指定都市、及び2つの特例市を有する。なお、静岡県より人口の多い都道府県は東京都を除き全て政令指定都市を有している。
人口 3,748,224人   面積7,780.50km²
特産物:お茶、うなぎ メロン




 



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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本と中国
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