中国の今を知る、中国の未来を読む。

2012年12月03日

三重県知事インタビュー(3/3)


青木:
本当にすごいことですね。
それで、今知事になられて2年目とのことですが、日本国内はじめ海外に向けてもトップセールスマンとして
三重県のPRをして知名度を上げて取り組んでいらっしゃるとのことですね。中国のマーケットも視野に入れられていますか?

知事:
もちろんです。特に中国との関係は重視しておりまして、我々は河南省と友好提携させていただいており、去年25周年を迎えました。私も去年河南省を訪問させていただきました。三重県は四日市公害を乗り越えた経験もありますし、これまでは環境規制の人材の交流や河南省も三重県と同じく農業が盛んなので、農業での交流にとどまっていたのですが、最近は開封市に三重県の「太陽化学」や「住友電装」という会社が進出したりしていますので、経済の交流や中原経済開発区ということで中国政府からも力を入れてもらっていると聞きますし、あと観光の交流協定を私がはじめて結びました。それまで三重県は世界中のどの地域とも交流協定は結んでおらず、去年私が行って初めて河南省と結ばさせていただきました。その中には直行便の就航をいれました。今までは鄭州空港から大連経由でトランスファーしなければいけなかったのですが、今後は鄭州空港から上海経由でトランジットして関空まで飛ぶようになりました。7月から東方航空から就航します。今後は鄭州空港からセントレア間の就航が一番の目標です。5月にも河南省の方々が来日し、三重県内のショッピングモールで河南省のPRを兼ねた少林寺拳法のパフォーマンスをしていただきました。

青木:
河南省は悠久なる歴史を持っている地域です。経済的には沿岸地域と比べればまだまだ
これからなのですが、しかし、豊かな歴史と文化を持っている地域として発展のポテンシャルは
大きいと思います。鄭州の発展は目覚ましいですね。都市整備が急速に進んで、本当に奇麗に変わりました。
ここ数年で大きく変わりましたね。
今までは本当にかなり遅れていると思いましたが、しかし、去年鄭州に行ってみたら、その変わりように驚きましたね。

知事:
その通りですね。あとは上海も観光の関係で現地の会社や「日本の窓」などを通してPRさせていただいたり、7月から三重県として三重県の企業が海外に展開、進出していくサポートセンターを上海に開設することになりました。今36の都道府県が海外事務所、海外拠点を設けていますが、そのうち6か所は民間に業務委託しています。うちもそうです。うちは上海の拠点とさらに三重県内にも専用の職員を配置し、海外向けのサポートをしています。最近の大きな出来事といえば5月末に北京でサービス業に関する展示会をはじめて中国で開催しました。初日は温家宝さんにも来ていただき、都道府県では三重県が唯一出店させていただいて、そのときは忍者のパフォーマンスをしたり、海女さんのパフォーマンスをしたりと現地の方にも喜んでいただき、いくつか商談も成立しました。あとは上海にもグルナビの会社があるのですが、そこに委託をして「微博」などを通じて三重県の情報発信をお手伝いいただいています。中国に対する情報発信は極めて力をいれているところです。中国のような巨大なマーケットにも三重県に振り向いてもらえるようにしていきたいと思っています。県内の基礎自治体、例えば四日市と天津、松阪が無錫と友好提携をそれぞれ結んでいます。

青木:
中国との交流は盛んに推し進められているのですね。ところで今中国は御存じの通り、数字では日本を追い越して世界第2位の経済大国になりました。これから益々発展していく事と思いますが、反対に日本は縮小気味で日本国民が自信喪失なりつつあります。中国の発展と今の日本の状況を知事はどのようにご覧になっていますか?

知事:
中国の発展についてですが、一部マスコミでは中国の経済成長は止まってきている。市場として魅力がないのではないかと言われていますが、私は全くそのように思いません。現地に行って躍動感を感じますし、私は現場主義を徹底していますので、三重県の中小企業さんが中国で展開しているビジネスの中でも生の声を聞いていますので、全然成長が止まって魅力がなくなるとは全く感じず、今後仮に成長が止まりそうになっても違う方案を考えて、ハングリーに昇竜のようにのし上がっていく国だと思っていますので、ますます緊密に進めていきたいと思っています。三重県の食文化もビジネスも含めいろんな形で三重県をPRして、多くの中国の方々が三重県に
来ていただくような努力をしないといけないと思っています。一方で日本人、三重県もそうですが青木さんがおっしゃるように自信を失っている部分があると思います。なので、大きなマーケットである中国でスモールサクセスでもいいので成功を感じて、自分たちもやればできるという成功を積み重ねていけるサポートを行政でも全面的にしていきたいと思っています。

青木:
知事のリーダーシップの下に、三重県と中国との交流がますます盛んになって行く事を期待しています。
また、知事はまだまだお若い、政治家として今後30年、40年とご活躍できる立場にあられます、是非、日本の為にも頑張っていただきたいと思います。本日は、ありがとうございました。






 



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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本
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