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2013年04月08日

若者文化ー海を超え絆を繋げる(1/4)


愛知県知事 大村 秀章 / インタビュアー 青木 麗子


青木:
大村知事、本日はインタビューの時間をいただき、ありがとうございます。
私は、知事がまだ国会議員の頃から注目していました。ですので、本日はお会いできて大変嬉しく思っております。

知事:
ありがとうございます、よろしくお願いいたします。

青木:
知事は現在53歳だとお聞きしていますが、お子さんはおられますか?

知事:
はい、子供は4人おりますよ。

青木:
そうなのですね。素晴らしい。私も3人子供がおります。お互い、国にしっかり貢献していますね。ところで、話は変わりますが、知事は、知事になられるまで農林水産省の官僚でしたね。35歳の時に中央官僚を辞められて政治家への道を選ばれたとお伺いしていますが、経緯について少しお聞かせいただけますか?

知事:
私は大学卒業後、農林水産省に入省し、仕事をしていたわけですが、日本のグランドデザインを作るのは政治だということで、35歳で中央官僚を辞めて国政を目指し、出馬することにしました。その後、選挙を経て36歳で国会議員になりましたが、日本を覆う閉塞感を打ち破りたいという強い想いと、国のビジネスモデルが21世紀の時代に向いていないのではないか、また中央集権ではなくそれぞれの地方が独立し、特色を生かして切磋琢磨していかなければ日本が世界に取り残されてしまうのではないかと痛感し、50歳で国会議員を辞めて地元愛知県の知事に転身しました。

青木:
なるほど、地方分権の重要性を発信していくのは、地方の長として携わっていくのがベストだと思われて、行動を起こされたのですね。

知事:
政治家というのは言葉だけでなく、それを行動に移していくことが大事です。
言葉にするだけで、自分の身を安全な所に置いて責任逃れするのはいけません。自分で行動を起こさなければという想いで、国会議員から知事に転身しました。

青木:
国会議員と知事、両方の立場を経験された大村知事ですが、立場でどのような違いがありましたか?

知事:
両方、大事な仕事だと思いますが、日本は議院内閣制で国会議員は722名います。このため、国会議員は個人ではなく政党の力によって決めていくことになるのです。自分ひとりで責任を負う構造ではありません。一方、知事は直接選挙で選ばれた、740数万人に近い県民の代表ですからね。知事となって3年目になりますが、その責任の重さをひしひしと感じています。

青木:
ところで、知事は、官僚時代は農林水産省のお仕事に携わってこられたのですが、国会議員時代は厚生労働関係や障害者支援のお仕事に多く携わっていましたようですが、それは何故なのでしょうか。また、それらのお仕事を通して福祉で最も大事なことは何かと思われましたか?

知事:
国会議員として多くの仕事に携わる機会がありました。農業はもちろん、愛知県はトヨタ自動車をはじめ自動車産業や製造業が盛んなので、それらの経済・産業政策もやりました。でも、その中でもなぜか厚生労働関係にご縁があり、責任者を任されるようになりました。厚生労働と一言でいっても、非常に分野が広く多岐にわたっています。医療・福祉・介護・年金・雇用や労働そして子育てなど、生まれてから死ぬまでの人にまつわることを全てやる所です。日本は資源のない国ですが、人口は1億3000万弱あり、明治以来、人材が一番の資源となって、日本を発展させてきました。人づくりをするのが社会保障や雇用政策を含めた厚生労働だと思い、やってきました。仰られるように今、日本は地方分権化が進んできており、厚生労働の仕事や権限がより現場に近い地方にたくさん降りてきています。ですので、国政時代に積んだ経験が今非常に役に立っていると感じています。







<次週に続く...>



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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)日本と中国
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