中国の今を知る、中国の未来を読む。

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2010年01月25日

えっ、中国・今年は春がないの?


 寒かった日々も一段落して、今日は春がやってきたかのようにぽかぽかと暖かい。家の近くにある土手辺りを散歩していたら、ツクシが可愛い顔を出しているのを見つけた。ああ、春はもうすぐそこまできたのだ。どんなに忙しくとも、いつでも季節の移り変わりを感じていたい。そう考えている私は時間さえあれば土手やあぜ道あたりをぶらぶらと歩くのが好き。訳もなく当てもなくても。鈍りかけた感覚を戻すには、やはり自然の中に身を委ねるのが一番。中国には「春の訪れを知りたければ寒梅の蕾を見ればいい、秋の訪れを知りたければ夏の雨音をよく聞けばよい」という漢詩がある。気象台やハイテク技術がなかった時代、人々は人間の五感がすべてだった。ところで、先日、福岡におられる中国人の友人と今の中国における若者たちの結婚事情について話をしていたら、今年は中国で結婚する若者が極端に減るのだという。理由は、今年の春節(旧正月)は2月14日と例年より遅く、立春(2月4日)が春節の前にやってくるので、旧暦の暦では今年は春がないということになるらしい。春がない年は、縁起がよろしくないと思われているらしく、そのような年に結婚することは一般的に避けるようにしているというのだ。びっくり。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2010年01月18日

上海・不動産バブル崩壊か

 先週、今年に入って初めて上海を訪れた。5月には上海万博が開幕される。上海万博に備えて、上海では一大観光スポットであるバンド界隈「上海外灘」では、昨年あたりから、道路の改修工事、30年代に立てられたヨーロッパ式の建造物群の改装工事も行われている。そのために、上海は一大工事現場と化していた。万博開幕を三ヶ月後に控えた今もなお、工事は終わることもなく、本当に大丈夫なのかと心配したくなる。しかし、不思議な事に、どんな時でも、その日になればそれなりに整い、オープンに漕ぎ着けるのが中国の流儀。ところで、先週、今年に入って上海に行ったが、上海は依然として万博に向けて工事が急ピッチで進められている。でも、上海はいつもの見慣れた上海とはどこかが雰囲気が違う、そのように直感で感じる。何かどう違うのか、よく観察してみたら、上海の不動産市場が今までとはどこかと違う雰囲気が漂っていることがわかった。どうも上海の不動産価額は2009年を前代未聞の最高レベルに達したが、元旦以後、中国の不動産王と呼ばれている温州人達の行動に異変が起きているのだという。異常なほどまで膨らんでいる不動産バブルを抑制すべく、中国国家政府及び上海市政府が一連の措置と対応策を公布したことがわかった。現生を手にいっぱい握りしめている「不動産王」温州人達が立ち往生し始めた模様だが、住居だけを求める上海の住民達は喜んでいる。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2010年01月11日

明日から本格的に一年がスタート


 年末ぎりぎりまで中国出張が入っていたためなのか、今年はどうも新たな一年がやってきた気がしない。なんとなく昨年の連続続き感覚で過ごしていたが、この週末の三連休が珍しく何も予定が入っていなかったので、私にとって遅めのお正月やすみがやっと取れた感じで、3日間時間の流れるままに過ごしていたら、北京の友人から電話がかかってきた。北京は今数十年振りの寒波に見舞われ、最高気温マイナス6度、最低気温はマイナス16度だという。例年だと北京は寒いけれど雪降ることはあまりない。空気が乾燥しているからためなのか。しかし、この冬に入って五回も大雪が降ったそうだ。北京のみならず、中国全土において今年は異例な寒さだそうである。
昨年は経済を始め世界規模でこの冬の大寒波のように、あらゆる意味で大変な一年だった。しかし、中国には古くから「瑞雪豊年を兆す」ということわざがある。今年は、大困難期を抜け出し、明るく平和で実りのある一年であらんことを祈りつつ、明日から本格的に始動だ。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々

2010年01月05日

新年明けましておめでとうございます


 09年、私は上海で大晦日を迎えた。30日に、お手伝えをさせていただいている某会社と中国のメーカーとの合弁意向確認書の調印式が行われた。私は中国と関わる仕事を始めてからかれこれ26年になるけれど、年末ぎりぎりまで中国への出張が入るのは今までになかったことだった。昨年と言えば、5月頃までには、いつものペースで日々を過ごしていたが、6月から急に、友人の紹介により、日本国内にある某メーカーさんの中国進出の相談案件が入り込んだために、7月以後は、国内出張は別として、月三回のペースで中国出張が入るようになり、その間に、いつもの仕事をこなしながら、疲れを感じる閑もなく、あっというまに一年が終わった。普段、私はどんなに忙しくとも時間に追われるのがいやで、いつの時も時間より先に先に行くことを心掛けるようにしている。そのせいなのか、さすがの私でも、元旦を終えたあたりから、身体が金縛り状態となり悲鳴を上げた。身体がまったく言うことを聞かない。二日と三日は、食事の時間以外は、ベッドに潜り込んだままで二日間過ごした、、、。そのお陰で、充電ができたのか、今はすっかり元気を取り戻すことができた。明日から、仕事始め。昨年は、私にとって、今までにない歴史的な出会いに恵まれた一年だった。皆様とのご縁を大切にしつつ、今年も邁進のみある。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々