私がオリンピック招致を応援する理由

青木麗子 Reiko Aoki

2006年07月19日 10:00

 福岡は今、2016年オリンピック招致に名乗りを上げて、国内開催地獲得のために東京都と一騎討ちで戦っています。地方が首都に挑む。これはすごいことだと思って、私も招致活動に応援の手を上げ、同じ思いをもつ福岡市内の女傑が数名集まって、去る3月に福岡オリンピック招致を支援する女性の会を発足させました。発足当時はわずか九名しかいなかったメンバーも、今では約五十名の大団体となりました。

 私たちは、将来の福岡市のために、いずれ道州制になる時代が来るのであろう。その時にいま、優秀な若者たちが中央に向けて出て行っているのを、この福岡市(県)に留りたいという魅力ある福岡・九州にするためには、なにか思い切った策を考えていかなければならいと考えています。そういう意味でオリンピック招致は福岡がさらなる発展を成し遂げるためになくてはならない大きなジャンプボードだと思いますし、勇気を出して未来にチャレンジしなければならい時期がきているのだと思います。

 福岡は古くからアジア地域と悠久なる交流の歴史と実績をもっている地域です。私たちは今アジアの時代に生きています。そして地方の時代だとも言われています。このような時代において福岡が果たすべく役割は大きい。そのためにも、福岡はオリンピックというったような国際的大イベントの招致にもチャレンジして、名実共に力をつけていかなければならないと思うのです。
 
 もちろん、福岡にオリンピック招致するということはこの地域を豊かなし、人びとの幸福を考えてのことです。ですから、一日も早く、何故招致をするのかを市民にはっきり説明をし、理解していただいた上での全市民を挙げて招致活動に取り組めたらいいなと思います。そのために、私たち女性の会はより多くの市民の皆さんの理解が得られるように努力していくつもりです。天の時、地の利、人の和といいます。今福岡は天の時と地の利は揃っていると思います。後はいかに人の和を実現させることが肝心です。
 


※小谷実可子さんと日下部基栄さんを呼んで、女性の立場からオリンピックを考えるシンポジウムを開催した時の写真です。



※次回掲載は7/24(月)を予定しております。

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