中国・安徽省和県って、実はすごいところだった Part 2

青木麗子 Reiko Aoki

2009年08月03日 10:00

 劉邦と項羽、四面楚歌、覇王別姫といえば、あまりにも有名な話で、十年にわたる楚漢の戦いで楚の国の項羽が垓下というところに追い込まれ漢軍に取り囲まれた時に、夜更けに四面を囲む漢軍が楚の国の歌を歌うのを聞き、楚の兵たちが漢軍に降伏した思い込み絶望して、、、。二千年以上の歳月が流れた今、項羽の墓、覇王亭、楚歌峠、虞美人の墓、四漬山、挿花山はその哀愁が漂ってくるようで、その辺りに佇めば、項羽と虞美人の語らいが聞こえてくるようであった。次回訪れた時は、是非ゆっくりと尋ねてみたい。ところで、私は中国の歴史小説の中で三国志が一番好きで、この頃、中国から88話もの長いテレビドラマを収録したDVDを買って帰ってきて、三回も繰り返して見た。戦いばかりで何がそのように思い白いのか、私もわからないけれど、とにかく飽きることがなく本当に面白い。今回訪問してわかったのだが、巣湖とは実は三国時代の古戦場であったというので、本当にびっくり。曹操が巣湖の水郷を占拠し、呉の国の孫権と十年にわたって戦ったのもこの地、

また、武将・周瑜は、「四越巣湖而不成」曹操との濡須河の戦いで一躍英雄となった周兪と小喬の墓もこの地に鎮座、、、、、、。

(この写真は文面とは関係がありません)
 

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