今・地球規模で男余り現象?

青木麗子 Reiko Aoki

2010年03月29日 10:00

 先日、上海で中国人の友人達とお食事をしながら、今の中国の若者達の結婚の話題に花が咲いた。友人が曰く、今、中国も若者達も日本の若者達と同じで中々結婚しようとしない人が増えているという。独身貴族という考えが根底にありながら、都会の男子では家庭を背負う気持ちがだんだん希薄になっている人が多いらしく、対する女子は、そのようなもやし男子に魅力を感じず、そのため、結婚ができない男子が溢れているらしい。特に農村がその現象が激しくお嫁さんがもらえない人がいっぱいいて困っているというのだ。どうしてそのように男余り現象になっているのかと尋ねると、そもそも、中国では70年代の末頃から一人っ子政策が実施されていたので、一般的に男の子を望む傾向にあったため、男子の出生率が女子よりもかなり高かったから、男女のバランスが崩れていることも男余り現象に拍車がかかっているのだという。今中国でも男余り現象はかなり社会問題にも発展しつつある。そこで、なんとか対策を講じなければならないと考えた中国の行政部門は、日本で流行っている「婚活」イベントに注目し、似たような取り組みを始めたようだ。



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