釜山から福岡の観光戦略に思いを馳せて PART 1

青木麗子 Reiko Aoki

2011年02月28日 10:00



 博多からJR九州が運行しているジェットホイルBEETLE号に乗って、金土日を利用して、二人の娘と女三人で釜山を尋ね。釜山には20数年前に一度行ったきりで、街の様子は殆ど記憶に残っていない。ビル群が建ち並ぶ大都会なのか、それとも韓国らしさが残る街なのか、全く思い出せない。強いて言えば、きーきー音を鳴らしながら暴走するタクシーの強烈な印象だけが脳裏に焼き付いていた。今もそうなのだろうか。そう思いつつ、釜山国際ターミナルから出てタクシーに乗り込んだ。すると、はやり今回も同じで、ターミナルから発車した途端、ものすごいスピードで走り出した。これが韓国流の運転なのか。助手席に座っている私は、目を開けることができず、ホテルに辿り着きほんのつかの間が永遠に思えてとても生きた心地がしなかった。スリル満点の旅の始まりだ。私達は、2は3日の釜山滞在をなるべく、韓国の雰囲気にしたりたいと思い、旧市街地の坂の上にあるCOMMODORE HOTELを選んだ。このホテルは、朝鮮王朝の王宮を模したデザインで、随所に朱色が使われ、韓国風の彫刻が施した煉瓦でできている館内装飾は、エキゾチックな雰囲気を醸しだしつつもとても落ち着きがあって、娘達もとても気に入ってくれた様子だった。  ...つづく。


 

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