中国の今を知る、中国の未来を読む。

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2007年09月24日

健康酒が大流行する中国の大都会 4

 私はお酒をまったく飲めないから、偉そうなことは言えませんが、中国の友人がいわく、日本酒はワインと同じように、舌や口の中で転がすようにして、味を楽しんで飲むのですが、しかし、中国酒は、そんなことをしてはだめで、一気に胃袋に流し込むように飲むのが通の飲み方だそうです。ところで、酒を飲み過ぎたら健康を壊す、壊された健康を取り戻すために健康酒を飲むというのは、どういうことなのでしようね。 

 ここで、あなたのご健康を祈って、私の大好きな李白の「月下独酌」という詩をご紹介しましょう。花間一壺の酒,獨酌相ひ親しむ無し。杯を擧げて明月を邀(むか)へ,影に對して三人を成す。月既に飮を解せずして,影徒(いたづら)に我が身に隨ふ。暫く月と影とを伴ひて,行樂須(すべか)らく春に及ぶべし。我歌へば月徘徊し,我舞へば影零亂す。醒時同じく交歡し,醉後各ゝ(おのおの)分散す。永く無情の遊を結び,相ひ期して雲漢(はる)かなり 。


※次回掲載は、10/1(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2007年09月17日

健康酒が大流行する中国の大都会 3

 中国に行かれたことのある人なら、だれもか一度は乾杯攻めにあった経験をもっているのではないかと思うのです。中国では客がぶっ倒れるまで飲ませないと、ケチとみなされるので、ご主人はこの手あの手を使って、実に巧みにお客様に酒を進められるのが常識なのです。しかも、日本人が飲み慣れていない50度以上のバイチュ「白酒」で、それで、もし、まともに受けていたら、体がいつくあっても足りないのです。そこで、皆様にいくつかのコツを教えしますが、もし、あなたが本当に飲めないのなら、最初から「私はまったく酒が飲めない」とはっきり言えば、飲めない人に決して無理強いはしません。でも、もし、一杯でも受けたのなら、この人は飲めると見なされた時には、どんどん攻めてくるから覚悟をしなければならないのです。

 ただ、宴席でよく注意してみていただければ、中国の人々も実はみんながみんな馬鹿みたいに強いわけでもなく、実は様々な自己防衛対策がとられていることがわかるはずです。例えば、お酒とともに、フレッシュフルーツジュースやココナツミールグと一緒に飲んで酒を薄める工夫をしたり、またあるときは、ジュースを飲むふりして、実は酒をみんなジュースの中に出しているのです。
もちろん、だれにもわからないようにスマートにするのが条件。


※次回掲載は、9/24(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2007年09月10日

健康酒が大流行する中国の大都会 2

 ところで、日本では酒は人と人を融合させるために非常に大切なものとされているのですが、お隣の中国も「三杯の酒で万事に通じ、一酔は千の憂いを解く」ということばがあるように、お酒は人間社会を融和してくれるものとして愛されてやまないものとされています。そして、中国古代詩人李白もまた、お酒を題材に実に多くの名詩を私たちに残してくれています。
 
 普通、酒は人に飲まれるものなのですが、しかし、時には人が酒に飲まれてしまうこともあるようですね。中国では古くから人を試すときによく酒が使われていました。ですから、皆様、くれぐれも注意してください。中国の方は人のもてなし方が実に上手で、またもてなされることにも実によく慣れています。中国の人と商売をしたいなら、難しいことを言わずに、まずは一緒に食事をし、酒を飲みかわすことから始まった方がいい。ただし、ここで忘れてならないことは、主人は決して酔いつぶれてはならないということ。お客様をもてなす立場にあるのに、自分が先酔いつぶれたらこれこそが本末転倒というもので、そのような人は中国では決して評価されるこことはありません。


※次回掲載は、9/17(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国

2007年09月03日

熊本経済同友会で講演

九州は豊かな自然に恵まれている地域である。中でも阿蘇山に綿々と繋がる九
重連山の山々はとても雄大で神秘さに満ち溢れ、美しい。私は若い頃から今ま
で、幾度となく、阿蘇山を訪れた。新芽が吹くやわらかな春、目映いほどに緑
が光る夏、黄金色に輝く秋の草千里、冬になれば神秘的な樹氷の世界に。阿蘇
山は、いつ訪れでも、人々に素晴らしい感動を与え、私達家族が大好きな場所
で、海外の友人に自信と誇りを持って紹介できる九州の名所なのである。

これまでに、イギリスの友人、エジプトの友人、中国の友人が我が家を尋ねて
くる度に、真っ先にご案内しようと思うのが阿蘇山であった。「大観峰から眺
めるのどかな田園風景は、瑞々しく、シルクのようなシルエットを醸し出して
いて、繊細な日本文化の香りが漂い、そこに立っていると、身も心も現れるよ
うである、小さな島国である日本に、こんなにも壮観で雄大な自然があるとは
しらなかった、この景色は実に素晴らしいよ」と友人たちは異口同音ながら絶
賛する。

ところで、昨日、熊本経済同友会のお招きにより、「中国がこれから向かうそ
の行き先とは」をテーマに、五年一度で開かれる中国共産党全国大会を控える
中国が、これから取り組もうとしている課題とはなにか、また、今北京オリン
ピックや上海万博以後の中国がどこへ向かうのかについて、経済と政治の両角
度から取り上げてながら、講演をさせていただいた。講演終了後、多くの鋭い
質問が寄せられた。熊本県では多くの企業が中国に進出しておられ、中国に対
する関心度が非常に高いことに驚いた。今年の春に、福岡にある熊本県内企業
で構成さらておられる「千羽会」で講演をさせていただいたことがご縁で、今
回の経済同友会へのご縁をいただいたことに感謝しつつ、雄大で美しい九州の
大自然により多くのアジアの人々に足を運んでもらえるようにするには
どうすればよいのかをしっかりと考え、私なりの努力をしなれればと心密かに
決意せずにはいられなかった。






※次回掲載は、9/10(月)を予定しております。
  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)青木麗子の日々