2009年06月29日
中国江蘇省・新省長福岡に来たる Part 2


2009年06月22日
中国江蘇省・新省長福岡に来たる Part 1


2009年06月15日
南京!南京! 映画から見て取れる中国の変化 Part 2

今のところ、日本では「南京!南京!」の上映計画が立っていないという、私もどちらかと言えば前向きな映画が好きで、後ろ向きのようなこの種の映画はあまり好んで見ようとは思わない。しかし、今回は、せっかく勇気を振り絞って、自分の政治生命をかけてこの映画を作られた陸川監督のような人々の勇気の芽が摘んでしまうようなことだけはないようにしなければならいとそう願わずにはいられない。そして、このような映画を見て、賛否は真っ二つに分かれたけれど、見落としてはならないのては、わずかながらも、この映画を評価している中国国民がいるという点。この点を通して、中国が静かに変わり始めているということを見落としてはならないと思うのも私だけではないはずだ。

2009年06月08日
南京!南京! 映画から見て取れる中国の変化 Part 1

内容はタイトルの通り、いつもの1937年12月の旧日本軍による南京虐殺事件を中心とする悲惨な戦争映画だつた。しかし、今回の映画は明らかに今までのその部類の映画とは大きく違う。監督はまだ30代の陸川氏、陸監督は、今回の映画の中で、そうした戦争の残虐さを取り上げつつも、戦争とは何か、人間性と戦争、戦争の本質などなどなについて、大胆にも繊細に描き、人々に問題意識を投げかようとしたのではないか、映画を見終えて、そう思わずにはいられなかった。この映画に対して中国では、賛否が真っ二つに分かれたのだという。それもそうだろう。この映画では、一人の若い日本兵に焦点が絞られ、残虐な虐殺行為が繰り広げられる傍らで、若い日本兵・角川は苦悩する。そして中国の子供達に優しく接したり、苦悩に翻弄される末、捕虜となった中国人親子を逃がして、ピストル自殺を図ったところで、映画が終わる。

2009年06月01日
景気刺激策・あの手この手

しかし、子供が喜ぶ傍らで、私はなぜか複雑な気持ちがこみ上げてくる。
なぜならば、私は、今回の世界規模的な経済危機に陥ったことは確かに深刻なことだと思う。
だけれども、これはただ単なる経済危機だけではなく、ある意味において、我々人類に、これまでの過剰消費のライフスタイルの転換が求められているのではないのか、そんな気がしてならないからだ。
地球は一つ、資源も限られている。ものをどんどん作って、どんどん使い捨てて、粗大ゴミを作るために身も心もぼろぼろになるまでに働いて、気がつけば、やっとの思いで足が地面にたっているようなぎりぎりの状態で、お金はたくさん持っているけれど、心は飢え荒廃していく、、、、。

さてさて、先日、中国の景気対策はどのように取り組んでいるのか、福岡県議会の訪中団に随行して、江蘇省を訪問し、当局の担当者から江蘇省の途の組についてお話を伺った。
今、中国では、各地域において、それぞれ競い合うように独自の景気刺激策がとられている。もちろん、日本のような定額給付金ではない。地方が独自性をもって取り組んでいる。それが故に地域差もあるようだ。
社会主義国家なのに、不思議だと思うであろう。そう、実は中国は日本のような国からの交付金制度ではないので、基本的に省毎に財政が独立採算となっている。そのため、経済刺激策はそれぞれの独創性に委ねられている。ちなみに江蘇省では、様々な分野で商品券が支給されていることがわかった。
たとえば、観光振興のための観光券は、江蘇省の省民のみならず、上海市民にも配っているらしい。もちろん、その観光券は、江蘇省内での使用に限定されているので、江蘇省の省民ではないけれど、しかし、観光券をもらった人は必ず江蘇省にきて、それ以上のお金を使ってくれることは、経済振興に繋がると考えているからだという。