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2010年01月25日

えっ、中国・今年は春がないの?


 寒かった日々も一段落して、今日は春がやってきたかのようにぽかぽかと暖かい。家の近くにある土手辺りを散歩していたら、ツクシが可愛い顔を出しているのを見つけた。ああ、春はもうすぐそこまできたのだ。どんなに忙しくとも、いつでも季節の移り変わりを感じていたい。そう考えている私は時間さえあれば土手やあぜ道あたりをぶらぶらと歩くのが好き。訳もなく当てもなくても。鈍りかけた感覚を戻すには、やはり自然の中に身を委ねるのが一番。中国には「春の訪れを知りたければ寒梅の蕾を見ればいい、秋の訪れを知りたければ夏の雨音をよく聞けばよい」という漢詩がある。気象台やハイテク技術がなかった時代、人々は人間の五感がすべてだった。ところで、先日、福岡におられる中国人の友人と今の中国における若者たちの結婚事情について話をしていたら、今年は中国で結婚する若者が極端に減るのだという。理由は、今年の春節(旧正月)は2月14日と例年より遅く、立春(2月4日)が春節の前にやってくるので、旧暦の暦では今年は春がないということになるらしい。春がない年は、縁起がよろしくないと思われているらしく、そのような年に結婚することは一般的に避けるようにしているというのだ。びっくり。


  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)中国