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2011年06月20日

薄凞來書記・福岡九州経済ミッションと異例の会見

薄凞來書記・福岡九州経済ミッションと異例の会見

 6月初旬、福岡商工会議所川部浩幸会頭が率いる福岡・九州経済代表団が重慶市を訪問した。末吉前北九州市長、滝本九州経済産業局長、山崎福岡市副市長、川崎西日本新聞社社長、土屋福岡大連未来委員会副委員長、地元経済界のトップリーダーなど、総勢48名が参加し、筆者も代表団のコーディネーター兼通訳として重慶市訪問に同行した。福岡商工会議所は2010年に中国国際貿易促進重慶市委員会との間に経済交流促進に関する覚書締結して以来、重慶市が福岡で投資説明会を開催し、福岡からは今回の大型経済視察団の派遣となった。中国西部大開発のフロントランナーとして発展する重慶市の活気を福岡・九州の取り込むために、福岡と重慶市との間の経済交流及び合作の可能性について、重慶市政府及び旅遊局などの関係部門との間に積極的に協議を展開された。
 そして、重慶市訪問期間中に、薄凞來重慶市党書記は慣例を破り、福岡九州経済ミッションの主たるメンバーと親しく会見した後に昼食会を開き、一行を手厚くおもてなしされた。実は、薄凞來先生と福岡は深いご縁がある。かつて、薄凞來先生が市長を務められていた大連市と福岡県の北九州市とは姉妹都市。そして、福岡にある福岡大連未来委員会も薄凞來先生の提唱に基づいて発足された委員会。その為、薄凞來先生が大連市長及び遼寧省省長ご在職期間中に度々福岡を訪れられ、国連が指定する環境モデル都市である北九州市との交流を通じて、大連市をお見事に環境都市へと押し上げられた。福岡と薄凞來先生との間には太い絆があり、福岡に多くの薄凞來ファンがいる。筆者も会見と昼食懇談会に同席するチャンスに恵まれ、「神様が我々の一生に与えられているチャンスと時間は限られている。だから、やりたい事があったら、迷わずに成し遂げねばならない」との薄凞來先生のお言葉が私の脳裏に焼き付き、どこに身を置かれても、変わらぬ薄凞來先生の都市の発展に対する強い思いと注がれる情熱に深く感動した。
 薄凞來書記・福岡九州経済ミッションと異例の会見
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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)福岡とアジア
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