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2011年06月27日

韓正上海市長が小川洋福岡県知事らと会見

韓正上海市長が小川洋福岡県知事らと会見


 6月上旬、小川洋福岡県知事を団長に、九州各県の副知事、九州観光推進機構石原会長、九州運輸局玉木局長から構成する九州観光PR代表団が上海を訪問し、韓正上海市長を表敬訪問すると共に、上海メディアセンターにおいて、テレビ局、新聞社、雑誌、インターネット会社など、大勢の中国メディア及び旅行社が集まる中に、九州観光プロモーションを行った。筆者も通訳として代表団に同行した。3月11日に東日本地域で未曾有の大震災が発生して以後、これまでに増加し続けてきた中国からの観光客の数がゼロになるまで落ち込んだ。震災地から千キロ以上も離れ、地震の直接的影響も、放射能の影響も受けていない九州も多分に漏れず、昨年には66回も寄港した中国からの大型クルーズ船がストップし、別ルートからの観光客も半減、地域経済が大きな打撃を受けている。観光プロモーションでは、小川知事、石原会長、そして各県の副知事が揃って、安心で安全な九州各地の魅力を精力的にPRすると共に、上海を始めとする中国の観光客の皆さんが九州を訪れられるよう熱く呼びかけた。中でも九州運輸局玉木局長が具体的なデータをもって、九州の大気、水、農作物が震災前とまったく変わらず安心、安全であることの説明が最も来場者の方々の心を掴んだようだ。また、上海市道書明旅遊局長がプロモーション会場に来場し「九州は美しい自然環境に恵まれ、歴史と文化が豊で、上海とも地理的に近く、長い交流の歴史を持っている地域だ。我々は日本の大地震の事を注意深く見守っており、日本の地方自治体との良好な協力関係を大事にしたいと思っている。震災地の早期の復興を心から期待し、日中双方の努力により、日中間の観光事業が早期に正常な状態に回復することができると固く信じている。中日両国は友好的な隣国であり、日本の皆様が親戚の家を訪ねるように是非上海にきていただきたい。そうすることによって、災害によって落とされた暗い影を吹き飛ばし、上海と九州の観光分野における相互往来をより一層促進するために、今後も、九州7県の皆様が上海に来て観光プロモーションされることを心から歓迎する」等と述べられた。

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Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00│Comments(0)福岡とアジア
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