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2006年08月28日

福岡県からアジアを目指すこと

福岡県からアジアを目指すこと ~1~

 福岡は日本国内において地理的、歴史的にアジア諸国とはもっとも深い繋がりを持っている地域です。長い歴史の中で福岡は常にアジア地域との交流のウォーターフロントとして、重要な役割を果たしてきました。福岡と中国の上海の距離は920キロ、飛行機でわずか1時間20分、韓国の釜山へはさらに近い500キロ、飛行機で40分で行けるという至近距離にあるのです。

 また、これらの地域とは地理的な近さばかりではなく、福岡市博物館に展示されている国宝「漢倭奴国王」の金印が証明しているように、福岡は遥かなる二千年も昔から、中国大陸とは様々な交流が行われ、朝鮮半島を経由して、古代中国から、仏教、儒教、東洋医学、製造技術などが一早く伝授され地域として栄えてきたことがよく分かります。金印のみならず、わが国の歴史古都である太宰府に点在する大陸仏教伝来ゆかりの戒壇院や観世寺、そして福岡市内の博多区にある禅宗ゆかりの寺—聖福寺、承天寺、空海が唐より帰朝して開いた東長寺などなどがまさに歴史の証なのです。

~続く~       


※次回掲載は、9/4(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 11:40Comments(0)福岡とアジア