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2007年03月12日

留学生をはじめとした外国人を実践的な人材として活用を

 アジアビジネスを発展させるための人材としては、アジアからの留学生などの外国人をもっと活用すべきでしょう。もちろん安易に採用することはせずに、しっかり人柄を見極めることは日本人、外国人を問わずに大切なことです。その上で優秀な人材は国籍に関係なく積極的に登用し、活躍に空間をもっと与えるべきだと考えます。

 日本は少子高齢化を迎え、今後ますます働く人口が減っていきます。けれども外国人の活用については壁が厚く、アジアに人間が多く言われる九州でさえまだまだ進んでいません。アメリカではアジアを含めた外国の人材を積極的に活用することで成功しています。こうした人々の能力を生かせるオープンな社会をつくることが何によりも大切だと思います。福岡が名実ともにアジアにいちばん近い場所となるためには、アジアの若者の活用は大きなテーマでしょう。

 日本は海に守られた国で、異文化にあまり接してきませんでした。そのため日本人は人にだまされるという前提のもとでは生きていません。これはこれで素晴らしい文化ですが、しかしグローバルな社会ではそうとばかりはいえません。常に生きる力やたくましさが要求されますし、特に危機管理力が問われます。国際ビジネス社会はだましたり、だまされたりすることは付き物と考えておかなければなりません。ですから、だまされたと嘆くより、だまされないために勉強し工夫をすることを大切なのです。

 もう一つ重要なことは「アジアで通用すれば世界で通用する」ということです。アジアビジネスではアジアだけが相手とは限りません。急成長する中国には全世界から資本が集中しています。そこではグローバルな感覚やフットワークが必要とされます。グローバル化する世界で生きる力や心構えを身につけなければいけないのです。


※次回掲載は、3/19(月)を予定しております。  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国