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2010年07月05日

朋有遠方より来たりまた楽しからずや



 7月1日により中国人観光客に対する個人ビザが緩和された。観光客3000万人・観光立国を目指す日本政府の決意の現れと言うことであろう。しかし、私から見れば、決断が一歩も二歩も遅かったと言わざるをないというのが正直な気持ちだ。いつもそうなのだが、石橋を叩いてもなおも渡ろうとしない日本の生き方は、猛スピードで変化し熾烈な競争を繰り広げているグローバル時代を一体どう生き抜こうとしているのか、危惧してならない。政策の面しかり、社会的ハード・ソフトインフラ、そして何より人々の意識等々が、大観光時代を迎える為の覚悟ができているとは到底思えない。要するに必死さがどこからも見つからない。外国人観光政策東南アジア、EUなどは、数年も前から中国人観光客を受け入れるために大胆な取り組みを始め、今毎年数千万人の中国人観光客が訪れている、、、。そのようの中に今年は上海、釜山、九州を回るクルーズが66回も福岡に寄港することになっている。数日前に寄港した
ロイヤルカリビアンというクルーズ船に、友人である香港大公報のSamuelが香港財界のリーダーと共に乗船し、私を訪ねてきてくれた。福岡での滞在時間は8時間程度だったが、弊社オフィス、留学生サポートセンターにもお越しいただき、また県庁関係者とも昼食をしながらの意見交換、太宰府天満宮などの名称旧跡をご案内をさせていただき、実に密度の濃い時間だったのではないかと思う。「我々の努力により、麗子さんがいるこの福岡が僕がいる香港を始め、中国大陸、マカオ、台湾、シンガーポールなど繋ぐ交流ネットワークを作りましょう」数年前からずっと言い続けてこられたSamuelの夢が大きく一歩を踏み出した。そのために、私も惜しみなく努力することを改めて決意した。
 

  


Posted by 青木麗子 Reiko Aoki at 10:00Comments(0)日本と中国